ルーズリーフのカバーを使う場合には、
印刷物の後にさまざまな追加資料を
加えていくこともできるといったメリットがあります。
つまり、配った先に長くおいてもらうことができるというのが、
これらのちょっと変化をつけた製本方法のメリットということができます。
いずれにしても、単純なパンフレットなどではあまり見られない方式で、
ちょっと高級な製品マニュアルであるとか、
何らかのサービスにおける点検記録簿などといった
特殊な用途の冊子印刷に用いると見た目の信頼度がアップできるでしょう。
冊子印刷といえば、中綴じ(ホッチキスの針を使って
二つ折りの紙の真ん中部分を綴じる方法)や、
無線綴じ(ホッチキスや糸ではなく、
ノリで背の部分を圧着して綴じる方法)
が用いられることが多いのですが、その他にも、
スケッチブックや一部のノートのように、
金属のリングを使って綴じたり、
あるいはルーズリーフやバインダーなどを利用した製本もあります。
これらの製本方法では、無線綴じに見られるような
見開きがしにくいというデメリットが解消されます。
網代綴じと切断無線綴じというような細かい手法になってくると、
印刷会社のほうで適当なものが選ばれますし、
そもそも両方の印刷機を持っている会社も限られてくるので、
エンドユーザーである発注者が指定することは珍しくなるでしょう。
また、そもそもその必要があることはまずありません。
以前は冊子印刷で無線綴じというと、耐久性の問題があり、
手荒に扱うとすぐにばらばらになってしまうと
いうようなこともありましたが、最近ではノリの改良が進んだため、
見開きになるように大きく開いてもページ全体が
ばらばらになるというような心配はほぼなくなりました。
冊子印刷は、大別して中綴じと無線綴じに分けられますが、
無線綴じの中でも、大きく二つの種類があります。
それが網代綴じと切断無線綴じの二種類です。
網代綴じというのは、背の部分にノリを浸透させるために、
折り部分に切れ込みを入れるという方法をとるものですし、
切断無線綴じというのは、背の部分を切り落としてしまう方法です。
網代綴じのほうがコスト的に安価に仕上がるという特徴があります。
紙の厚さにもよりますが、中綴じで8枚(32ページ)とか
9枚(36ページ)といった冊子の規模になるようであれば、
無線綴じを検討しないといけないでしょう。
無線綴じの場合、中綴じのように紙の端がずれるということは
ありませんので、デザイン的にもラクになりますが、
中綴じ製本よりは若干、工数が増えますので、
料金としては高めになります。
通販のカタログや電話帳などは、
この無線綴じによって作られています。
冊子印刷の方法として、
比較的ページが多くなる場合に採用されるのが
無線綴じと呼ばれる製本方法です。
無線綴じは真ん中をホッチで留める中綴じや、
糸を使った上製本と異なり、
見た目には何も使わない綴じ方になっているため、
非常にスマートに製本をすることができる冊子の作り方です。
無線綴じでは、揃えた紙の綴じる側の端を
ヤスリのような専用の機械で削り、直後にノリをしみこませます。
その後、その部分が背表紙になるように表紙になる紙で覆い、
背表紙部分を加圧して圧着することで製本が完了します。
中綴じ製本は単純な製本方法ですので、
冊子印刷ができる印刷屋さんであればどこでも受けてもらえますし、
費用も安くてすむというメリットがあります。
ただ、実際に二つ折りにした紙をたくさん重ねてみると分かりますが、
10枚(40ページ分)も重ねると、厚みによって中のページは
かなり飛び出してしまいますので、製本の最終工程で
端を切りそろえる必要が出てきます。
そのため、できあがりの冊子では、真ん中に近いページは、
表紙に近いページに比べて幅が若干狭くなるため、
デザインの際にはそのことを頭にいれておく必要があります。